手旗とは
semaphore

手旗とは 声は明確に届かないが、人間の動作がはっきり確認できる距離で通信を行うことができる「通信手段」です。
 
持ち方 右手が「」、左手に「」を持ちます。人差し指を伸ばし棒に添わせて握ります。基本的に手首は動かさず、腕だけ動かします。
 
原姿
 
手旗を行うときの基本姿勢を「原姿(げんし)」といいます。手旗を持って、腕を地面に向けた「きおつけ」の姿勢から、足を半歩(肩幅くらい)ひらいて、肩の力を抜いて腕が動きやすい姿勢をとります。
原姿」をとったら、手旗の動作以外に「」を動かしてはいけません。鼻がかゆくても、ハチが寄ってきても「」を動かしてはいけません。「」を動かすと、通信相手は混乱してしまうからです。
 
腕の動作 通信相手から見て、体の頭から足の線と、両手を左右に広げた線の「十」字を基本に、上、斜め上45度、横90度、斜め下45度の角度になる位置に腕を動かします。動かす場合は、原姿または前の原画から最短距離で動かします。
 
手のひらの向き 旗が上の位置の場合、人差し指のはらが通信相手に向くようにします。
それ以外の、横、斜めの位置では、人差し指のはらが地面を向くようにします。
いずれの場合も、手首をまげてはいけません。
 
原画
 

原画一覧


 

手旗で日本語を打つ場合、””から”14”までの基本的な形があり、これを「原画(げんかく)」といいます。この15個の「原画」を組み合わせて「文字(カタカナ)」を打って通信します。
原画の練習をする場合、必ず「原姿」に戻ってから次の「原画」を打つようにします。
 
練習1 まずは、「原画」が早く、正確にできるように、大きな鏡か、夜のガラス窓に映った自分の姿を見ながら練習してください。
原画をマスターしたら、「文字」に進みます。
 
文字
 

文字一覧


原画文字

文字(カタカナ)」は「原画」を1〜3個を連続して打つことで通信できます。
必ず「原姿」から始まり、「原画」を打って、「原姿」に戻ります。
原画」の時に必ずひと呼吸その「原画」でとまります。そしてすばやく次の「原画」に腕をうごかし、またひと呼吸 その「原画」でとまり、最後に「原姿」に戻ります。


 
文字のヒント 文字は通信相手からみると、ほぼ「カタカナ」の書き順どおりになっています。
たとえば、「原画6」は「」、「原画9」は「」です。
組み合わせの場合、「原画3−2」で「」です。
3連続では、「原画1−2−3」で「」です。
 
例外文字 ほかの文字との読み誤りや、画数が多いカタカナを簡略するため、原画やカタカナでない「例外文字」があります。
」→書き順だと原画1−2−1ですが「オ」と区別すため2白を使う
」→原画7−2白とする。(原画2白はこの2文字だけ)
」→画数が多いので漢字「(ね)」を使い、原画9−2−1と打つ。
」→「ヌ」と同じなので漢字「(すん)」を使い、原画1−2−5と打つ。
」→「ヌ」と同じなので、区別するため原画8−4と打つ。
」「」の下広がりは原画10を使う。
 
練習2 文字が自由に打てるように、原画と同じように自分の姿をみながら練習してください。
 
通信手順
 

手順一覧


 

実際の通信では「文字」の他に、通信手順の信号を使用します。

起信」送信者:これから信号を送りますという合図
応信」受信者:受信準備完了しました、送信どうぞという合図
発動」送信者:受信者の「応信」を見て、これから本文を送るという合図
終信」送信者:これで送信を終わりましたという合図
解信」受信者:信号をすべて受信し、解読しましたという合図

数字」送信者:これから数字を打ちます、打ち終わりましたという合図
訂正」送信者:間違えました。打ち直しますという合図(「消信」)
不明」受信者:わかりません、打ち直してくださいという合図(「消信」)
 
練習3 野外の適当な距離をおいて、2人で通信の送受信の練習を行ってください。
クイズ 手旗のクイズです。初級編、上級編があります。挑戦してみてください。

インターネット手旗訓練(福岡海洋少年団HP)

 


注意!
 
スカウトハンドブック(第2版)に誤りがあります。

145ページ 第十四原画 [誤] 読点  [正] 句点
147ページ 句点 [誤] (、) [正] (。)
        読点 [誤] (。) [正] (、)
        一覧表の3段目左から2列目 [誤] ク [正] ウ(今は教えていない)
             〃        3列目 [誤] ス  [正] ク
             〃   右から2列目 ルの第1動は 原画3です
           〃 4段目右から4列目は旧字の「ヱ」です

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